2nd COMMUNICATION
第2回 会議テーマ「貴方の一番大切なものはなんですか?」
2008年9月20日 札幌パークホテル
- 基調講演:ドラマ・プロデューサー/作家 小林由紀子氏
- 昼食会
- グループミーティング
協賛:北海道旅客鉄道株式会社/ジェイ・アール北海道バス株式会社/
JR北海道ホテルズ株式会社/北海道ジェイ・アール都市開発株式会社
協力:札幌パークホテル/コクヨ株式会社/札幌菓子處 三八菓舗/
(有)花匠五季(かしょういつき)/スタジオ コパン
<開催レポート>
●はじめに
第2回は「貴方の一番大切なものはなんですか?」をテーマに、ドラマ・プロデューサーで作家でもある、小林由紀子氏に基調講演いただき、その後、昼食会、グループミーティングを実施しました。
司会は、第1回目からおなじみの発起人のひとりでもある中田美知子さんが担当され、開会の挨拶とともに、プログラムの説明と、基調講演でお話いただく小林氏のプロフィールなどを紹介しました。
基調講演に先立って、発起人代表の高橋尚子さんより挨拶がありました。最初に、この会の趣旨の説明と、3月に1回目を開催後、次回開催の要望をたくさんいただいて2回目が開催できたことへのお礼の言葉がありました。さらに、今回で会員総数は52名になり、ここに集まったみなさんがオピニオンリーダーとなって女性パワーで北海道を元気にできるような、新しいコミュニティとなれるような場にしていきたいと今後の抱負も語りました。
●基調講演
講師の小林氏は、NHK時代には、「おしん」「たけしくん、ハイ!」「はね駒」など数々のヒットを生み出し、NHK番組制作局長退任後、現場主義を貫くために独立して、ドラマ制作の現場で今も活躍されている方です。
今回のテーマにある「一番大切なもの」を考えるのは、人生の中で何かの岐路に立ったとき、何が大切なのかを考えて選択するということから、小林氏自身は今までに3度、人生の岐路があったというお話から講演はスタートしました。
最初はNHK時代、ちょうど仕事が一番面白くなってきた頃に、入院されていたお母様の看病のために仕事を辞めなければいけないという決断を迫られました。いろいろな方へ相談する中で、そのときに小林氏が選んだのは仕事を続けることでした。今の小林氏があるのもその決断が原点としてあったからだということがわかりました。
2つ目の決断はNHKを退職されたとき。人生を振り返ったときに「私はドラマを作ってきた」と言いたいと考えた小林氏は、組織の肩書きよりも現場でドラマを作ることを選択。ちょうどこのとき、髪を染めるのをやめて白髪のヘアスタイルへと変身したというお話も興味深いエピソードでした。
そして、今一番大切なものは何かというお話へと進み、その答えは「旦那様」でした。数年前に定年退職を迎えた旦那様との生活の様子や、今まではご夫婦ともに仕事がお忙しい中でお互いを干渉しない生活をしてきたが、旦那様の定年によって2人の生活にも変化があり「今は旦那様を大切にしたいと思っています」と講演を締めくくりました。
終始、説得力のあるお話に引き込まれ、最後には会場全体が優しい雰囲気に包まれました。
小林氏は、講演後の昼食も同席し、参加者も交流を深めることができました。
●昼食会
季節の素材を使ったフルコースランチを楽しみました。おいしいものを食べながらの時間は、初めて会った方々であっても会話がはずみます。
後半では、2回目から参加された二胡奏者の荒木田真穂さんによる二胡の演奏がありました。ゆったりとした音楽を聞きながら、リラックスした雰囲気の素敵な昼食会となりました。
●グループミーティング
5つのテーブルにわかれて、各テーブルごとに「貴方の一番大切なものはなんですか?」をテーマに各人が2分間づつのスピーチをし、その後もグループ内で交流しました。最後には、各テーブルから2名づつ代表を出し、全員の前で2分間スピーチをしました。
各人から様々な大切なことが発表されました。「自分のこと」「時間」「人との関わり」「子ども」「旦那様の夢の実現」などなど。大切なことの背景にあるいろいろな思いを共有する有意義な時間を過ごすことができました。