私を元気にしてくれた言葉たち


由利ママは、今、暖かい家族
充実した仕事に恵まれ、とても幸せな生活を送っています。
でも、長い人生(!)、何度か挫折したり悲しい思いしたりしたことがありました。
もちろん、これからだって、いろいろとあることでしょう。
そんなとき、私を元気づけてくれる言葉があります。
この言葉たちにお礼の気持ちと「これからもよろしく」の思いを込めて・・・。

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Tommorrow is another day.

アメリカ南北戦争を舞台にした壮大なラブストーリー「風と共に去りぬ(Gone With The Wind(*))」のラストシーン。ようやく真実の愛を悟った主人公のスカーレット・オハラ。彼女の手を振りほどき、霧の中に去るレット・バトラー。1人残されたスカーレットは、後悔と悲しみのどん底から、自分を支え続けてきた故郷タラの大地を思い、明日に希望をたくして、この言葉をつぶやきます。
わずか10歳のときにこの映画に魅せられ、以来、ロードショーのたびに映画館に足を運びました。TV放送やビデオも合わせると何回見たか数え切れません。私の生き方、人生を変えた映画です。
自由奔放で美しく、生きる強さを持ったスカーレット。思いやりと優しさにあふれたメラニー。2人の女性の魅力を兼ね備えた女性、それが私の永遠の理想です。
その理想の女性への思いを込めて、3人の娘の名前をつけました。

どんなときにも、思いやりや優しさを忘れない女性になって欲しい・・・「優花」。
どんなときにも、希望を失わず明日に向かって生きる女性になって欲しい・・・「明日花」。
どんなときにも、まわりに優しさと希望を与える女性になって欲しい・・・「窓花」。

あなたたちが生きていく中、悲しいことやつらいことに出会うときもあるでしょう。そんなとき、母があなたたち3人の名前に込めた思いを思い出してください。優しさと希望(明日 )があれば、そしてそれを人と分かち合う気持ち(窓)があれば、どんなことも乗り越えることができるはずです。

 優しさと
  明日(きぼう)あふるる
         花ばたけ
 そよふくへ
     ゆめよ、あたえん


Every moment is a starting point.

高校時代、英語の先生がアメリカ旅行の話をしてくれました。旅の途中で出会った中年の女性が、今から大学入試に挑戦するとのこと。先生が感心すると、この言葉が返ってきたそうです。そのとき、なぜかこのフレーズが心に焼き付きました。
そして5年前。子どもの出産とおとうさんの転勤で、勤めていた会社を辞めざるえなくなり、これから自分はもう社会にかかわることはなくなるのだろうか、そんな不安に襲われました。そのとき、この言葉が心に蘇りました。
会社を辞めることは、何かの「end」ではない。何かの「start」なんだ。新しいことを始めるのに、「遅い」ということはない。すべての瞬間がスタートポイントなのだ。
そして、私は「ライター」としての道を歩くことになりました。これが、文章を書くことを仕事にするという私の人生の、スタートポイントになったのです。
「何かしたいけど、知識も何もないし」「もう新しいこと始める年じゃないし」。子育てが一段落して、自分の時間をどう使おうか迷っている多くの友人からそんな悩みをうちあけられます。私は必ず、こうアドバイスします。
「何かを始めるのに”遅い”という言葉はないよ」


Sometimes I like you, sometimes I hate you, because I love you.

おとうさんと結婚するまで、つきあってから9年もの月日がありました。ご想像の通り、「別れる、別れない」で悲しい思いをしたことが何度もあります。
それは、彼(当時のおとうさん)と話がこじれて「もうダメかな」という時期。ちょっとしたことでも涙してしまうような、不安定な生活を送っていた大学生の頃です。専攻していたスペイン語の授業でのこと。もう10年以上前なので経緯は忘れてしまいましたが、教授がこの言葉を黒板に書きました。
あまりにもストレートなその表現は、そのまま私の心の中に素直に入ってきました。そうか、そうなんだ。すぐに2人の考え方がぶつかってケンカになるのは、「愛している」からかもしれない。単に「好き」だけなら、こんなに「嫌い」になる前に別れているんじゃないだろうか。
まったく違った人生を歩んできた別々の人間が出会い、同じ生活をするという状況(結婚)に至るには、最初から「何の衝突もない」というのは、むしろ変かもしれません。大切なことは、相手を「好き」という気持ちと「嫌い」という気持ちを素直に受け止め、その上でよい方向に向かうようお互いが努力することだと思います。「嫌いなところがあるから別れる」という結論がでる恋愛は、私に言わせれば、最初から「愛」ではないのです。
「思い悩めば悩むほど、愛の答えは単純かもしれない」


振り返れば振り返るほど恥ずかしいことばかりで、
それなのに振り返らずにはいられない。そんな季節が、今そっと過ぎ去ろうとしている。

もう15年以上前。少年ジャンプだったかな?読み切りで掲載されたマンガの最後のシーン。好きな人に気持ちを打ち明けられないシャイな青年が、酔った勢いで彼女の家の前で「好きだ〜」と騒いでしまう。酔いと後悔と満足感が入り乱れた中、友人に支えられて帰る道のり・・・。そんな青春のひとコマをかざった言葉です。
若い頃は、ちょっとしたことで悩み、傷つき、葛藤し、時にはとんでもない行動に出てしまう。何年も経ってから振り替えると、「なんであんなことしたんだろう」って恥ずかしくなる。でも、そのときは真剣だった。真剣ゆえに、かけがえのない懐かしい想い出・・・。
自分の気持ちに素直に生きれる時代を大切に生きたい。
「今できることは、今しかできない」


ケ・セラ・セラ (Que sera sera)

これは、スペインの歌の題名です。有名な曲なので、ご存知の方も多いと思います。日本語では、「なるようになるさ」と訳されます。
そのメロディは、人を包み込むような大きさがあり、落ち込んだ時に口ずさむと、「そうよね。なるようになるよね。もっと前を見なきゃ」という気持ちになるから不思議です。
私の、人生を楽しく生きるコツは「楽天家」になること。あんまり気にしないで「無神経」になってしまうといけませんが、元気はツキの神様も呼んでくれると信じています。

そして、最後に、私がよく口にする(心に思う)言葉を。「妥協」ではなく「前進」の思いを込めて・・・。
「まっ、いっか!」


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