「知床・しゃり発」たかはし宏治net・・・発信 知床・しゃり・DIARY
2006
12/24
(日)

■抱き癖パートU 〜抱っこについて・田下先生講演録から〜


○北キツネ物語で有名な竹田津 実さんに講演頂いた時のお話ではキツネの“子別れ”の時期は子ギツネの声変わりがきっかけと成るのです、もう一人で生きるのだと、親ギツネが子ギツネを、巣穴から追い出してしまうのだそうです。
http://city.hokkai.or.jp/~eco/shop/others/taketatsuminorupage.htm

○養豚で業界のグランプリを取った、スケート競技のお父さんが競技役員としてスケート少年団の子供達を見ている、その視線の中に、沢山の子豚の個性を見分ける技術とクロスした、スポーツ少年達の個性や技術の違いを見分ける、鋭さを感じたものでした、人間もやはり“動物”に違いないのだと、霊長類などと思い上がった、絶対的生物としての価値観で判断してはいけないのだと感じた事がありました。

■抱き癖パートU

人間として最初に出発するのは6ヶ月までです。その時必要なのは6つです
1、お母さんの乳首に吸いつくこと。
2、お母さんを見つめること
3、お母さんの身体にしがみつくこと
4、判っても判らなくても、子供に話しかけること
5、お母さんが子供に微笑みかけること
6、子供がお母さんの動きをみて僕もついてゆきたいなあと思うこと
この6つが6ヶ月の間にインプリントすれば良いだけのことです。

つぎは抱っこの延長です。幼稚園、小学校、中学校と、朝出ていく時と、帰って来た時は、母親は抱っこしてやらねばならない。「さあ今日も楽しく、しっかりやってらっしゃい」と言うのに1分もあれば間に合う、1分位しっかりお母さんに抱っこされているうちに、その子供の「愛情のタンク」を満杯にするのです。

その様にして出ていく子供をせめて玄関まで送って行く、出来れば外まで送っていく、天気の良い日も悪い日も続ける事です。今度は帰って来た時です、一日色々な体験をして帰ってきます、楽しいこと、いいこと、悔しいこと、帰ってきた子供をお母さんが「お帰りなさい」と抱っこしてあげると、悔しいことや悲しいことは、スーッとなくなるように子供は思います。

子供は、親が家にいると外に出ますが、家にいないと出ないものです、鍵っ子が外に遊びに出ないのはそのせいです、不安だから、でないのです。

この抱っこをいつまでやるかですが、子供の方から「もう抱っこしなくていい」と必ずいいます、その時までです、早い子で5・6年、女の子はちょっぴりのびるようですが、遅い子で中学2年までぐらいです。

この動作のねらいは、愛情をあたえられ、それに応える信頼関係を作って行くためです。この抱っこの反応ですがお父さんは全く役に立たない、効果がないのだそうです、父親が子供と直接話しが出来る様になるのは、12歳以降にならなければ機能しない、すべて母親経由ですから、お父さんはそんなに悲しむことはないのです。
○しかし絶対はありません父親のおんぶに抱っこも十分大事な時があるものです。

自分が抱っこしてほしい時に心ゆくまで抱っこされれば、早く抱っこ卒業となります、してもらえなければ乳離れが遅くなります。

自立心・独立心は、ある強制力が与えられてから初めて芽生えるものなのです、このことはこうなんだと言われた時に、どうもこれはそうではないのではと思った時に、この枠をはずそうと努力する、あるいは葛藤する、これが自立心・独立しんの芽生えです、初めから枠を与えないと、どこから自立し、独立するのか判らなくなって、結局は依頼心の強い子となってしまうのです。

★★田下昌明先生の講演より一部抜粋してまとめてます。